ECBの健全性審査終了後、銀行の融資基盤は改善=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は26日、
ユーロ圏域内の銀行に対するストレステスト
(健全性審査)終了後、銀行の融資に向けた基盤が
強化されていることを見込むと語った。

ECBはユーロ圏の銀行監督の責務を担う11月を前に、
域内の大手行131行に対するストレステストを実施する。

クーレ理事は講演原稿で「最終結果が判明し、
残存する不透明性が払しょくされた段階で、
銀行が新規融資を再開するにあたり、一段と
強固な基盤が整っているだろう」と語った。

また、ストレステスト終了後、ECBの
新型資金供給オペである「的を絞った
長期資金供給オペ(TLTRO)」 に対する
需要が増すとの見通しを示した。