英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)によると、
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、先に発表した
資産担保証券(ABS)の買い入れについて、
投機的等級のギリシャやキプロスのABS
(シニアトランシェ)も対象とすることを提案する。
複数の関係筋の話として伝えた。両国のABSを
買い入れるため、ECB理事会が受け入れ基準の
緩和を提案する。
理事会で過半数を支持を得られれば、ユーロ圏
18カ国すべてのABS買い入れが可能になる。
ただ、ドイツが反対する可能性があるという。
ドラギ総裁は今週のECB理事会で、ABS・
カバードボンド買い入れ計画の詳細を
明らかにする見通し。
ECBはコメントを拒否した。