世界中銀外貨準備、ドル比率は横ばい=IMF

国際通貨基金IMF)が30日公表したデータによると、
世界の中銀の外貨準備に占めるドルの比率は第2・四半期
時点で60.6%(3兆8300億ドル)となり、前四半期の
水準とほぼ変わらずだった。

第2・四半期の外貨準備の総額は12兆ドルと、
前四半期の11兆8590億ドルから増加し、
過去最高となった。

ユーロの比率は24.2%(1兆5270億ドル)と、
第1・四半期の24.4%から小幅低下。

ピークをつけた2009年には
28%となっていた。

円の比率は4.0%と、前四半期の
3.9%から小幅上昇した。

また、世界の中銀が保有する豪ドルは、
1174億米ドルから1201億米ドルに拡大。

カナダドルも1273億米ドルと、
1194億米ドルから増加した。

内訳が不明の外貨準備は5兆6870億ドルと、
前四半期の5兆5320億ドルから拡大。

これは総外貨準備の47.4%に相当し、
大部分が中国による保有とみられている。