今夏の天候不順、7〜9月GDPを0.2〜0.6%押し下げ=内閣府試算

内閣府は1日、今年の夏の天候不順が、7〜9月期の
実質GDP国内総生産)を前期比で0.2〜0.6%
押し下げるとの試算を経済財政諮問会議に報告した。

内閣府の試算では低温や多雨により、7〜9月の
個人消費は0.2〜0.7兆円程度の減少が見込まれる。

その結果、7〜9月成長率としては、個人消費
前期比0.3〜1.0%ポイント、GDP全体で
0.2〜0.6%ポイントの押し下げとなるとした。

内閣府ではこの試算について「7、8月の影響が
9月も続くと仮定している。幅をもってみる必要が
ある」としている。

前回の諮問会議で、高市早苗総務相から天候要因が
経済に与える影響の分析について要請があり、
甘利経済再生相がこれを受けて、調査する考えを
示していた。