欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーである
ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、欧州の
政策当局者は日本のような低成長・低インフレに
陥るリスクを回避するよう、努力しているが、
その可能性については議論している、
と明らかにした。
オーストリアの通信社APAが伝えた。
APAによると、ノボトニー総裁は27日夜の
イベントで「このシナリオを回避しようとしている」が、
「議論はされている」と述べた。
総裁は、欧州経済が回復すると信じていると
述べる一方、長期的に高成長が続くような時代は
もはや終わったとの見方を示した。
「経済、政治的に見て最大のリスクは若年層の
失業が長引くことだ」と述べた。