ユーロ圏の銀行、企業融資需要の急拡大を想定=ECB四半期調査

欧州中央銀行(ECB)が29日公表した
四半期ごとの「銀行貸出調査」によると、
ユーロ圏の銀行融資に対する企業の需要は
第3・四半期に増え、第4・四半期も急速に
拡大することが見込まれている。

調査によると、ユーロ圏の銀行は第3・四半期に
企業・家計向け融資基準を緩めた。

企業向けは第4・四半期に一段と緩める見込み。

ECBは報告書の中で「ユーロ圏の主要国のうち、
企業向け融資基準が差し引きで緩和されたのは
フランスとドイツ。

一方、イタリアとスペインは引き続き横ばいで、
オランダでは引き締められた」と明らかにした。

住宅ローン基準については、イタリアとスペイン、
オランダで変わらず。

差し引きでみると、フランスでは顕著に
緩和されたほか、ドイツでは引き締められた。

調査は137行を対象に、
9月24日〜10月9日に実施した。