国債入札に上限案、財務省が金融機関に提示

財務省は21日開催した国債市場参加者会合で、
来年4月以降の国債入札から発行予定額の
2分の1を上限とする案を提示した。

日銀の量的・質的金融緩和に伴い過度に
需給が引き締まる状況を抑止する狙い。

一方、上限を設けるのと同時に「札割れ」の
リスクを高めないようにするため、応札責任に
ついては3%から4%に引き上げる案を提示し、
大筋で了承された。

会合後、同省幹部が明らかにした。

会合では、2015年度の国債発行をどうするかも議論し、
中長期的な借換リスクを抑制するため、超長期国債
発行を増額することで一致。

「30年物と40年物であわせて2兆円(の増額)は
消化できる」との意見も出たという。

一方、2年物や5年物については「1000億円から
2000億円は削減できる」との声があった。