米FRBの公定歩合議事録、3連銀が引き上げ再主張

米連邦準備理事会(FRB)が25日公表した
10月の公定歩合会合に関する議事録で、
ダラス、カンザスシティー、フィラデルフィア
3地区の連銀が公定歩合の引き上げを再び
提案していたことが分かった。

3連銀は公定歩合を25ベーシスポイント
(bp)引き上げ、1.0%とするよう提案。

残る9連銀は0.75%に
据え置くことを提案した。

3地区連銀は、公定歩合フェデラルファンド
(FF)金利の差の正常化を開始したいとして
公定歩合の引き上げを求めた。

公定歩合FF金利の差は
現在、ゼロ〜0.25%ポイント。

金融危機までは1%ポイントだった。

議事録ではまた、景気が改善している
との認識が示された。

ただ、労働市場にスラック(需給の緩み)が
存在する兆候はなお残っているとし、海外の
景気見通しに対する懸念も一部示された。