中銀の潜在成長力押し上げは幻想=ドイツ連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)のバイトマン理事
(ドイツ連銀総裁)は28日、中銀が
その国の潜在成長力を持続的に
押し上げられるというのは幻想と指摘した。

コンスタンシオ副総裁は26日、ユーロ圏経済の
支援を目的とする国債買い入れの是非を
来年第1・四半期に判断することが
可能との見解を示していた。

ベルリンで行う演説原稿によると、バイトマン理事は
「はっきりしておかなければならないのは、中銀は、
こすればあらゆる願いがかなえられる
『アラジンのランプ』みたいなものは
持っていないということだ」とし「特に、
金融政策で長期にわたり潜在成長力を
引き上げられるとか、持続的に雇用を
創出できるという考えは幻想だ」としている。