衆院選公示、「アベノミクス」争点に政権の2年間問う

第47回衆議院選挙が2日公示され、与野党
14日の投開票日に向け、12日間の選挙戦に入った。

安倍晋三首相が「アベノミクス解散」と
位置づけた今回の選挙はアベノミクス
中心とする経済政策を軸に、集団的自衛権
行使容認や原発再稼働問題、社会保障政策や
外交、行政・政治改革といった様々な論点も含め、
2年間の第2次安倍政権への審判の意味合いを持つ。

衆議院の定数は今回から5議席減り、475。

過半数は238議席となる。安倍首相は
勝敗ラインについて「過半数を目指す」
としているが、解散前勢力で326議席
有する自民、公明の幹部らは、与党が
すべての常任委員会で委員長を独占し、
全委員会で委員の過半数を占める議席
となる絶対安定多数の266議席
確保したい考え。

民主党など野党は同一選挙区で複数の
野党候補が政権批判票を分け合う事態を
避けるために調整を続けたが、民主党単独の
候補者は定員の半数以下にとどまる。

立候補の受付は小選挙区
比例区ともに午前8時半から始まった。

各メディアの報道によると、候補者数は
現行の小選挙区比例代表並立制のもとで
過去最高となった前回の1504人を大きく
下回り、1180人超となる見通し。