2014-12-02 日本政府が詳細な財政健全化策を示すと楽観はせず=S&P S&Pソブリン格付ディレクター(日本国債担当)の 小川隆平氏は2日、ロイターの電話取材に対して、 日本政府が詳細な財政健全化策を示すとは 楽観していないと述べた。また政治力学が変化する可能性があり、 将来の増税実施は不透明とした。その上で、日本政府は成長促進に向けて やるべきことが数多く残されているとし、 社会保障制度を給付と拠出のバランスを とって、より持続可能なものにすべき との考えを示した。また日銀の量的緩和に関しては、市場が 安定しており懸念は現時点ではないとした。