英国、ロシアへのエクスポージャーは限定的=中銀副総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカンリフ副総裁は17日、
英国のロシアに対する直接的なエクスポージャー
小さいものの、市場の混乱が金融システムに及ぼす
リスクに警戒が必要との見解を示した。

副総裁はBBCラジオに「現在のような状況では、
ロシアに対する投資家心理の変化やロシア(市場)の
大幅な変動が、他の市場に波及しないかを注意深く
見ていく必要がある」と語った。

金融システムの中核部分は今回のような状況に
対処する上で以前と比べて態勢が整っていると述べた。

原油相場の大幅な下落について、世界経済と
英国にとって全体としてプラスの効果のほうが
大きいとの見方を示した。

政策当局者は、エネルギーや食品価格の変動が
もたらす一時的な影響にとどまらず、先を
見越すことが重要とも述べた。

また英国がデフレ局面とは
みていないと語った。