ユーロ圏銀行への住宅ローン需要が増加=ECB四半期調査

欧州中央銀行(ECB)が20日公表した四半期ごとの
「銀行貸出調査」によると、ユーロ圏の銀行融資に
対する企業の需要は2014年第4・四半期に増え、
2015年第1・四半期も拡大することが見込まれている。

調査によると、調査対象行の4分の1は第4・
四半期に住宅ローンの需要が高まったと回答。

2割は第1・四半期に一段と需要が
高まりそうだと予想している。

ECBは報告書の中で「住宅市場の見通しと、
それよりも重要度は低いが消費者信頼感が、
住宅ローンの高まりの主因」と指摘。

住宅ローンの需要は、特にユーロ圏内で景気が
比較的好調なオランダとドイツが堅調だったとし、
債務水準が高いイタリアでも好調だったという。

経済が低迷しているフランスは、
ほとんど変化がなかった。

企業・家計向け融資基準については第4・
四半期に緩和され、第1・四半期には
一段と緩和されることが見込まれる。

調査は137行を対象に、
12月8〜30日に実施した。