ドイツのショイブレ財務相は20日、スイス国立銀行
(中央銀行)によるスイスフランの対ユーロ相場
上限撤廃の決定は「特殊なケース」で、ユーロに
対する長期的な影響は見込まれないとの見解を示した。
インド訪問中の同相は、「スイスは特殊なケースだ」
と述べた上で、「特にユーロに対しては、長期的な
影響を及ぼすものではない。長期的に市場の流れに
逆らうことはできないことを示している」とした。
また同財務相は、中央銀行の独立性を尊重する
観点から欧州中銀(ECB)の決定を受け入れる
必要があるとの見解を示した。
インドを訪問中の発言で、国債
買い入れへの反対を抑制した形。