ギリシャ、ユーロ圏支援望まぬなら異なる手段必要=独財務相

ドイツのショイブレ財務相は、ギリシャの新首相に
就任した反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)の
チプラス氏がユーロ圏の支援資金を望まないのであれば、
ギリシャの問題解決に向け「異なる方策を見い出す」
必要があると言明した。

26日に放映される独ZDFテレビとの
インタビューの抜粋から明らかになった。

ショイブレ財務相は、ユーロ圏の支援プログラムは
政府の要請に応じて発動されてきたとし、「(ギリシャ
新政権が何を計画しているかを見極める必要がある」
と語った。

その上で「われわれから支援を受けたいのであれば、
ギリシャから要請することになる」と強調。

「望まない国に対し救済措置がとられたことはない」
とし、「チプラス氏が要望しないのであれば、それは
結構なことだ。もしそうなれば、同氏はギリシャ
抱える問題を解決するために別の手段を見い出す
必要がある」と述べた。

同相はまた、ARDテレビに対し、ギリシャ債務の
ヘアカット(債務元本の減免)容認の可能性を
排除する見方を改めて示した。

ギリシャは債務返済に抑圧されていない」とし、
「債務減免の余地はない」と言明した。

その上で、新政権が樹立して間もないことを踏まえ、
「新政府が決定を下す時間を与える必要がある。
われわれは支援を継続していく用意はあるが、
それはギリシャが決定すること」と語った。