ギリシャ国債格下げも、S&P「3月の見直し待たず」

ギリシャ総選挙で、反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が
勝利したことを受け、格付け会社S&Pは26日、情勢次第で
3月半ばの次回見直し予定を待たず、同国国債
信用格付けを引き下げる可能性を示した。

欧州ソブリン格付け担当のシニアディレクター、
フランク・ギル氏は、ギリシャ債務をめぐる同国と
ユーロ圏諸国との協議の行方が不透明なため、
景気回復の勢いが打ち消される可能性がある
と指摘した。

同氏は、ギリシャの指標が現時点で、
財政状況の悪化を示していると指摘。

ギリシャに市場への完全なアクセスが
ないことを踏まえれば、公的・民間債務を
返済するため、ギリシャは追加融資を
必要としているのが現実」と語った。