ギリシャ債務減免、想定できない=ドイツ経済相

ドイツのガブリエル経済相は28日、ギリシャ
債務減免は想定できないと述べ、他のユーロ圏諸国の
国民はギリシャ金融支援に絡む合意が順守されることを
見届ける権利があるとの見解を示した。

同相は記者会見で、「われわれは明らかにギリシャ
ユーロ圏残留を目指すべきだが、自国の国民や他の
ユーロ圏諸国に対して公平である必要があるということも
明白だ」と強調した。

「欧州のすべての国には歴史があり、新たな
選挙によって歴史を切り離すことはできない。
このため、現在の合意順守を目標とする、
ギリシャ新政府との公平な協議を望んでいる」
とした。

同相はまた、ギリシャに対し、前日に発表した
港湾ピレウス港の民営化計画の停止といった、
金融支援に絡む決定を行う前にパートナーと
協議するよう求めた。