ギリシャは支援延長要請せず、調査団に協力しない=財務相

ギリシャのバルファキス財務相は30日、同国を
訪れている欧州連合EU)と国際通貨基金IMF)の
調査団に協力しない方針を明らかにし、国際支援
プログラムの延長を要請しないと言明した。

ギリシャ新政権との協議のため現地入りしている
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の
デイセルブルム議長(オランダ財務相)は、
ギリシャと国際支援団は、現行の支援プログラムが
終了する2月28日までに、次の行動について
決定する見通しとした。

バルファキス財務相は記者団に対し、
支援プログラム延長の要請によって
同プログラムに対する疑問をうやむやに
しないことが、新政権がとる最初の行動と
言明した。

ギリシャの競争力を向上させ、財政均衡
目指す改革を実施していく計画であることを
デイセルブルム議長に確約したとしつつも、
デフレや存続不可能な債務が招く危機は
受け入れられないと語った。

デイセルブルム議長は新政権に対し、
ギリシャが国際支援団とすでに合意している
支援条件を順守するよう求め、一方的な行動に
出ることをけん制した。