ギリシャとの意見相違を埋められず=ショイブレ独財務相

ドイツのショイブレ財務相は5日、ギリシャ
債務再交渉や緊縮政策の中止をめぐる同国との協議で、
意見の相違を埋められなかったことを明らかにした。

ドイツ公共放送ARDとのインタビューで述べた。

ショイブレ財務相はこの日、ベルリンで
ギリシャのバルファキス財務相と初めて会談。

ショイブレ氏は「双方とも友好的で礼儀正しい対応をした。
バルファキス氏はこれまでにも繰り返し表明していた見解を
示した。私はわれわれの見解について説明したが、溝を
埋めることができなかった」と述べた。

ショイブレ財務相は、ギリシャがすでに大きく
前進したとの見方を示しつつ、チプラス新政権は
これまでの進展を無駄にすべきではないと主張。

ギリシャは成長路線に戻った。2年前にわれわれが
予想した状態より良好だが、危機を脱した
というわけではない」と述べ、「ここでギリシャ
すべてを投げ出してしまえば、この数年間で達成した
基礎を破壊することになるだろう」と警告した。