ギリシャ・ドイツ財務相、初会談で意見すれ違う
ドイツのショイブレ財務相とギリシャの
バルファキス財務相が5日、初めて会談した。
債務再交渉や緊縮策停止案をギリシャ新政権が
示すものの、会談では意見のすれ違いが目立った。
両氏は共同記者会見に臨んだ。
ショイブレ氏は、集中して議論を行ったものの、
すべての事項で合意しなかったことを明らかにした。
その上で、ギリシャが国際通貨基金(IMF)、
欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会と連携する
必要があり、欧州連合(EU)合意の順守が
重要との認識を示した。
一方でバルファキス氏は、ギリシャ新政権が示す
5月末までのつなぎプログラム案を協議したと説明。
債務不履行(デフォルト)の回避に向け、
あらゆる手段を尽くす考えも示した。
また、ショイブレ氏が合意しないことで
合意したと述べると、バルファキス氏が
合意しないことでさえ合意しなかった
と切り返す場面もあった。