ギリシャの銀行、14週間で担保尽きる公算=JPモルガン

JPモルガンは16日、ギリシャの銀行から
週20億ユーロ程度の預金が流出しており、
このペースが続けば、あと14週間で資金を
得るための担保が枯渇するとの見方を示した。

JPモルガンの試算は、欧州中央銀行(ECB)、
ギリシャ中銀から最大1080億ユーロの支援が
供給されるとの前提に基づく。

ギリシャの銀行はこのうち800億ユーロを
すでに使用しており、残りは280億ユーロ
となっている。

JPモルガンは、残る適格担保の大半は
2012〜2013年にギリシャ銀の資本増強のために
ユーロ圏諸国が提供した欧州金融安定ファシリティー
(EFSF)債と指摘している。

また年初来のギリシャ銀からの預金流出額は
推定で総額210億ユーロとの見方を示した。