独財務相、ギリシャ支援延長の議会採決を条件付きで要請=独紙

ドイツのショイブレ財務相は議会に対し、ギリシャ
金融支援延長について、同国の改革案が国際支援団に
受け入れられることを条件に採決するよう要請し、
今週中の採決に道を開いた。

独紙ハンデルスブラットが報じた。

同相は連邦議会(下院)のノルベルト・ラマート議長宛ての
書簡で、ギリシャの改革案を欧州委員会欧州中央銀行
(ECB)と国際通貨基金IMF)が受け入れることを条件に、
採決を要請。

ギリシャが自国の責務を認め、ユーロ圏財務相会合
(ユーログループ)が合意した場合は、ドイツは
提案されている支援延長を支持する」と表明。

また、「ギリシャが改革案を提出し、(欧州委など)3機関が
改革案で金融支援を成功裏に終わらせるための根拠が
示されたかどうかについて意見を表明することが」
採決の条件になると説明した。

欧州委に近い関係筋によると、ギリシャは金融支援延長に
向けた改革案のリストを欧州委など3機関に提出した。

ドイツのカンペーター財務次官はラジオ局バイエルン放送
とのインタビューで、「ギリシャが約束を果たし、トロイカ
(国際支援団)が承認するのならば、独議会の政党全て
あるいはほとんどが賛成票を投じるだろう」と述べた。