ECB、買入国債の貸出を徐々に開始

欧州中央銀行(ECB)は5日、国債買い入れ
プログラムの開始に伴い買い入れた国債について、
徐々に貸し出しを始める意向を表明した。

金融取引の担保として流通する国債の枯渇を
防ぐのが狙いで、理論上、金融機関等は国債
ECBに売却した後も、担保などとして必要な
場合は借り戻しが可能となる。

ECBは「既存インフラの下で利用可能な手段を
活用した証券貸し出しを段階的に開始する」
とした上で、貸し出しは各国中央銀行により
分散的に行われると述べた。

また、欧州安定メカニズム(ESM)や
欧州金融安定ファシリティー(EFSF)などが
発行する債券についても、国債と同様、
買い入れの対象となるとした。