米銀ストレステスト、全31行が資本要件満たす=FRB

米連邦準備理事会(FRB)は5日、米銀を対象に
実施したストレステスト(健全性審査)の結果を
公表し、全31行が5%の最低資本要件を満たして
合格した。

昨年のストレステストで不合格となった
ザイオンズ・バンコープの中核的自己資本
5.1%だった。

ストレステストでは、住宅価格が25%下落し、
株式相場が60%近く下げた場合などの
想定シナリオ下で、各行の資本状況が
どの程度影響を受けるか試算する。

FRBは来週、ストレステストの第2段階となる
配当や自社株買いなどの資本計画に関する
審査結果を発表する。

定性基準を使い銀行のリスク管理能力を
審査するが、ドイツ銀行の米国部門と
サンタンデールが不合格になると
予想されている。