ギリシャ非公式会合、小国招かれず不満の声

ベルギーのミシェル首相は19日、ギリシャ
債務問題を協議するためのこの日の非公式会合に
独仏のみがかかわり、ベルギーなどの小国が
招かれなかったことに不満を示した。

欧州連合EU)のトゥスク大統領は、この日に
開かれるEU首脳会議に併せ、同氏を含むEU機関の
トップとギリシャ、ドイツ、フランスの各首脳が
ギリシャ問題をめぐり非公式会合を開くことを
明らかにした。

これについてミシェル首相は記者団に対し、
「こうした方式は望ましくない」と批判。

参加していない国にも影響を及ぼす決定は
行うべきではないとし、EU首脳会議の場で
不満を表明すると述べた。

ただトゥスク大統領は、同会合で
何かを決定する狙いはないとしている。

他の欧州の小国の意見は分かれており、
ルクセンブルク首相はより広範な協議が
必要とし、同非公式会議に出席したかったと
述べる一方、フィンランド首相とエストニア首相は
独仏のみの参加に支持を示している。