米FRB公定歩合、4地区連銀が引き上げ主張=議事録
米連邦準備理事会(FRB)が14日公表した
公定歩合会合に関する議事録で、フィラデルフィア、
カンザスシティー、ダラス、クリーブランドの
4地区連銀が引き上げを提案していたことが分かった。
4連銀は公定歩合を0.75%から
1%に引き上げることを提案。
3月17〜18日の連邦公開市場委員会(FOMC)を
前に開かれた同公定歩合会合では、公定歩合の
据え置きが決定されている。
引き上げを提案した4地区連銀は、公定歩合と
フェデラルファンド(FF)金利との差を正常な
水準に戻したいとして公定歩合の引き上げを求めた。
また、今回の会合では、ミネアポリス地区連銀が
0.5%への引き下げを要求。
残り7行が据え置きを主張した。
FF金利は現在、ゼロ〜0.25%。
公定歩合とFF金利の差は2007〜2009年の
金融危機までは1%ポイントあった。
米経済情勢については、12地区連銀から
改善しているとの見解が示された。