TPP締結、米企業・労働者に恩恵=オバマ大統領

オバマ米大統領は17日、環太平洋経済連携協定
(TPP)の締結は米国の企業だけでなく、
労働者への恩恵にもなると言明した。

オバマ大統領は記者会見で、一部の民主党議員や
労組がTPPに反対していることに言及しつつも、
他の民主党議員は「グローバル経済が米国内に
上陸することを防げないと確信している」と語った。

また、自身の任期中に締結した他の貿易協定を
めぐっては、党内で意見が分かれることはなかった
と述べた。

一部の民主党議員の間からは、TPPによって
米製造業部門などの雇用が脅かされるとの懸念の
声が上がっている。

オバマ大統領は、米国が米企業のためにアジア市場に
おけるルールを策定しなければ、中国がルールを
決定することになるとも語った。