米財務省、ディーラーに3月末のレポ市場変動を聞き取り調査

財務省は、米プライマリーディーラー(米政府証券
公認ディーラー)に対し、第1・四半期末に起こった
レポ市場の変動について聞き取り調査を行った。

金利流動性などについて、市場の状況を説明するよう
求めたほか、月半ばや月末に証券のボラティリティー増大が
今後もよく起こるようになると想定するか質問した。

今回の調査は、四半期入札予定を発表する前に行う
通常のアンケート調査の一環として行われた。

レポ市場では3月末、四半期末調整の
動きを背景に、翌日物借入コストが急上昇。

米連邦準備理事会(FRB)のリバースレポオペでも
米国債への需要が大幅に増加した。

そのため安全資産に対する強い需要が市場の混乱を
招きかねないとの懸念が高まった経緯がある。

財務省はまた、ボラティリティー低下に向け、
財務省は何ができるかについても質問した。

需要が高まっている際、短期証券(Tビル)の発行を
増やすことがレポ市場の機能を支援する手段の
1つとみられている。