ユーロ・原油安で独雇用拡大へ、ギリシャ危機がリスク=ガブリエル経済相

ドイツのガブリエル経済相は22日、ユーロと
原油相場の下落により国内の雇用創出が
加速するとの見通しを示した。

経済相は記者会見で「ユーロ安と原油価格の
下落を受けて輸出の見通しがかなり明るくなっており、
中小企業で特に顕著だ。雇用の大幅な拡大にもつながる」
と述べた。

原油価格は当面非常に低い水準にとどまり、
ユーロ相場も向こう数カ月は急激な変化はない
との見方を示した。

ガブリエル経済相はギリシャ危機と
ユーロ圏の低成長が独経済のリスクになると指摘。

国内経済がユーロ圏の動向に大きく左右されるだけでなく、
リスクや先行き不透明感の高まりによって投資が
手控えられるためと説明した。

その上で「従って、ギリシャ問題が進展することが望ましい。
しかし、これはわれわれよりもギリシャ政府次第だ」と語った。