スイスフラン、ギリシャ問題めぐる不透明感で上昇も＝ジョルダン中銀総裁

スイス国立銀行（中央銀行）のジョルダン総裁は24日、
ギリシャ債務危機をめぐる不透明感で、スイスフランは
上昇する可能性があるとの見方を示した上で、引き続き
過度なフラン高がみられた場合は為替市場に介入する方針を
示した。

ジョルダン総裁は、株主総会でのあいさつで「最近の動きが
示す通り、ギリシャ債務問題について不透明感が高まっており、
スイスフランは一時的に上昇する可能性がある」と述べた。

ギリシャ危機がフラン、ひいてはスイス経済に及ぼす影響を
中銀が「非常に綿密に」注視しているとした上で、引き続き
必要が生じた場合は、為替市場に積極的に介入する方針を示した。

フランはかなり過大評価された水準にあり、
時間をかけて下落すると予想した。