ギリシャ銀、5月の緊急流動性支援利用が4.3%増

ギリシャ中銀が23日発表したデータによると、
同国の国内銀行による緊急流動性支援(ELA)の
利用が5月、前月比4.3%増の775億8000万ユーロ
(871億ドル)になった。

預金流出が継続していることが背景にある。

データからは、ギリシャ市中銀行からは
昨年12月〜4月までに、351億ユーロの
預金が流出したことも明らかになった。

5月の預金流出に関する
データは月内に発表される。

欧州中央銀行(ECB)は同日、ギリシャの銀行に
対するELA枠を3日連続で引き上げた。

これによって、同枠は
約890億ユーロ(1000億ドル)となった。