関係筋によると、ワイトマン独連銀総裁はユーロ圏の
中央銀行総裁らとの今週の電話会議で、ギリシャの
銀行に対する欧州中央銀行(ECB)の緊急流動性支援
(ELA)の継続に関して深刻な懸念を表明した。
同総裁は、ELA枠の拡大について日々電話協議を
行っているECB理事会のメンバーでもある。
総裁は2月にギリシャ銀がELAに依存し始めたときから
ELAの利用に警鐘を鳴らしてきたが、ギリシャのデフォルト
(債務不履行)危機が迫るなか、ELAへの懸念を改めて
表明したことは支援抑制に向けた協調的な動きが
強まっていることを示している。