世界外貨準備が減少、ユーロ保有13年ぶり低水準=IMF

国際通貨基金IMF)が30日公表したデータによると、
第1・四半期の世界の外貨準備は11兆4330億ドルと、
前四半期の11兆5890億ドルから減少した。

昨年第3・四半期以降、外貨準備の
減少傾向が続いている。

ユーロの保有割合は前四半期の22.2%から
20.7%に下がり、13年ぶりの水準に落ち込んだ。

2009年のピーク時には28%を占めていた。

第1・四半期には、欧州中央銀行(ECB)が強力な
量的緩和策に踏み切り、ユーロが急落した時期に
重なっており、アジアの中銀がユーロ売りを
膨らませたもようだ。

一方、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測を
背景に、ドルの割合は62.9%から64.12%に上昇した。