NY当局、金融大手出資の新興企業を調査、メッセージング問題視
米ニューヨーク金融サービス局は、大手金融機関が
出資する新興の通信システム企業シンフォニー・
コミュニケーションズ・サービシズに対し、
同社のメッセージングサービスに関する
情報提供を求めた。
当局によると、シンフォニーのインスタントメッセージングや
その他の商品は、情報の削除を保証するとともに暗号化機能を
備えている。
だがニューヨークの法律は銀行に対し、業務に
関する記録を保持するよう義務付けているという。
当局はシンフォニーに対し、データ削除や
暗号化に関して詳細を求めている。
またゴールドマン・サックスやクレディ・スイス、
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、
ドイツ銀行を含む監督対象の銀行に対し、
シンフォニー提供のサービスをどのように
使用するのか説明を求めるとともに、
メッセージの保持を義務付ける意向だと伝えた。
当局によると、4行はいずれも
シンフォニーに出資している。
クレディ・スイスの
広報担当者はコメントを控えた。
シンフォニー、及びその他3行の
コメントは現時点で得られていない。