レンジ圏でのもみ合いか

今週の為替相場は、レンジ圏での
もみ合いが予想されます。

ドル円では123、124円を中心に
動きの鈍い展開を想定しています。

材料は、9月の米利上げで、ドルは底堅い動きが
想定されますが、125円では黒田日銀総裁
円安牽制発言が気掛かりです。

このため、ドルを買い上げるには
躊躇があるようです。

ただ、今週開催されるFOMCで9月の利上げの
確度が高まるようなことになれば、ドルの上値を
探る展開も想定されます。

黒田ラインは、米国の利上げ確定との観測が
広がることで、一気に破れる可能性があります。

その場合には、一気に125円を突き抜けて
130円を窺う動きも想定されます。

その準備が市場に出来ているか否か。

125円を超える場面で、黒田総裁が
何を言うのかも注目されます。

また、ギリシャ情勢を巡る動きも要注意です。

ギリシャ支援では一応の合意が出来ていますが、
ギリシャ国内では緊縮財政継続に対して、
根強い反対の声があります。

債券団も、ギリシャに入れない
動きが続いています。

ユーロ圏との合意は出来ていますが、
国民の根強い反対の姿勢が、国際的に
どんな影響を及ぼすのか要注意です。

暑い夏、取引が細る中で、
市場が荒れることがあると思います。

予想レンジは、
ドル円が120.20〜125.20円、
ユーロ円が132.20〜138.20円、
英ポンド円が186.20〜194.20円、
ドル円が86.20〜92.20円。