ギリシャは支援策で野心的な改革目指すべき=独財務省

ドイツ財務省は27日、ギリシャは第3次支援策で
野心的な改革を目指すべきとし、交渉は徹底して、
なおかつ時間的な制約なしに行われる必要がある
との見解を示した。

これに先立ち、独誌シュピーゲルギリシャ経済が
従来の想定以上に悪化していることから、債権団は
支援条件である緊縮策の緩和に前向きと報じた。

報道について質問されると、財務省報道官は
ギリシャ政府が必要とする金融支援を踏まえると、
これは野心的な欧州安定メカニズム(ESM)
プログラムであるべき」と述べた。

その上で「徹底した交渉が行われることが重要で、
交渉の完了時期はまだ不明」とした。

ギリシャと債権団は同日、ESMによる
第3次支援策をめぐる交渉を正式に開始した。

ギリシャ欧州中央銀行(ECB)への34億ユーロ
(38億ドル)の返済を控え、8月20日までの合意を
望んでいる。