ギリシャ支援拡大900億ユーロに、IMF予想=ドイツ紙
国際通貨基金(IMF)は対ギリシャ第3次支援の
総額について、約900億ユーロ(989億ドル)に
増額を迫られるとの見方を示している。
独ハンデルスブラット紙が10日、欧州連合
(EU)外交筋の話として報じた。
同紙によると、IMFはギリシャのリセッション
(景気後退)により、支援規模は将来的に膨らむと予想。
現時点では対ギリシャ第3次支援の
規模は最大860億ユーロになると見られている。
ハンデルスブラット紙はまた、支援規模をめぐり
IMFと欧州の債権国との間に意見の不一致が
あるとも報道。
このほか、 基礎的財政収支(プライマリーバランス)
黒字の対国内総生産(GDP)比率を2018年までに
3.5%とするとのギリシャの目標について、IMFは
非現実的と見ているとも報じた。
ギリシャ政府当局者によると、同国経済は2015年は
2.1〜2.3%のマイナス成長となる見通し。