日経平均は半年ぶりに1万8000円割れ、商いは今年最高
東京株式市場で日経平均は6日続落。
終値で2月17日以来、約半年ぶりに
節目の1万8000円割れとなった。
日中は一時800円近い下げから約300円高まで
切り返すなど、日中値幅が1000円を超え、
先物市場での短期売買に振らされる展開となった。
朝方は前日の欧米株の大幅安に加え、外為市場での
急速な円高進行が警戒され、幅広い銘柄に売りが先行。
ただ、大幅安で始まった上海総合指数が下げ渋る
動きとなったほか、ドル/円相場が上昇したことで
買い戻しの動きが強まり、前場はプラス圏で引けた。
国内年金勢による債券売り・株買いの
リバランス観測も支援材料となった。
もっとも戻り待ちの売りなどに
上値は押さえられた。
指数のボラティリティが大きい中では、
本格的な買いは入りづらいという。
後場の中国株が下げ幅を広げると、先物市場への
断続的な売りが強まり、日本株は下げ基調を強めた。
投資家の不安心理を示すとされる日経平均
ボラティリティ指数は、終値で東日本大震災後に
急落した2011年3月18日以来4年5カ月ぶりの
高水準となった。
東証1部騰落数は、値上がり116銘柄に対し、
値下がりが1751銘柄、変わらずが25銘柄だった。