カナダ新政権、TPP大筋合意を精査へ=議会討論や意見募集

カナダで発足した自由党政権は、前政権が合意した
環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意内容について、
広くパブリックコメントを募集するほか、議会全体で
討論を行う意向を示した。

クリスティア・フリーランド国際貿易相が
5日、記者団に語った。

TPP交渉にはこれまで、ハーパー前政権が
関わっており、合意全文がこの日、公表された。

フリーランド氏は、カナダは自由貿易を強く支持する
としながらも「われわれは前政権が交渉した合意内容を
精査する機会を得た」と指摘した。

合意から離脱する可能性があるかとの質問に対し
「合意内容を分析する。国民が内容を理解し意見を
表明できるよう取り組む」と述べた。

パブリックコメント
募集する期限は不明とした。