「イスラム国」が新たな声明、ワシントンや欧州での攻撃警告

過激派組織「イスラム国」は16日、新たなビデオ声明を発表し、
シリアでの空爆に参加した国々はフランスと同じ運命をたどると
した上で、米首都ワシントンを攻撃すると警告した。

ビデオは、イスラム国が声明発表に
よく利用するウェブサイト上で公開された。

ビデオの信ぴょう性については
現時点では確認できていない。

国土安全保障省は、攻撃を示唆するような
情報は得ていないとしている。

国土安保省高官は「すべての脅威を真剣に受け止めるが、
現時点では米国への攻撃に関する具体的かつ信頼できる
情報はない」と述べた。

公開されたビデオは死者129人を出した
パリ攻撃事件後の映像で始まり、戦闘服と
ターバン姿の男が「十字軍に参加する国々に告ぐ。
われわれはパリを攻撃した。おまえたちも
フランスと同じ目に遭うだろう。われわれは
ワシントンの米中枢を攻撃する」と主張している。

欧州にも新たな攻撃を警告。

「われわれは爆発物を身に着けて近づく。
われわれはさらに強力になっており、
止めることはできない」と述べた。