日銀の引当金制度拡充、政府が閣議決定

政府は20日の閣議で、日銀の収益安定化のために
引当金制度を拡充する政令を閣議決定した。

2015年度から適用する。

「量的・質的緩和（QQE）」による大量の国債買い入れで
日銀は保有国債からの利息収入が現在は膨らんでいるが、
緩和縮小・出口局面では逆に収益が急減し、赤字転落により
財務体質が悪化する可能性もあるため、引当金で収益の
平準化を図る。

政府としても、QQEで今は膨らんでいる日銀の
納付金による税収が平準化される利点がある。