今週の材料は?

今週も各国で経済指標の
発表が目白押しです。

この中、注目されるのが12月3日に
開催されるECB理事会です。

事前のECB高官などの発言で、
追加緩和策が決定されるとの思惑が強まっています。

市場の殆どが追加緩和を読んでいるだけに、
追加緩和が行われてもサプライズにはならない
と考えています。

逆に、追加緩和が見送られた場合には、
サプライズとなる可能性が強いと思います。

また米国では雇用統計の発表があります。

失業率は前月と同水準の5.0%が
予想の中心となっています。

非農業部門の雇用増は20.0万人増と
なっていますが、20万人を大きく割り込む
ようなことがあれば、サプライズになると思います。

しかし、米国の超緩和策解除は想定の
範囲内となっており、雇用統計発表で
金融政策の変更には影響が無いと思います。

米国では
【30日】
11月のシカゴ購買部協会景気指数(予想54.0、前回56.2)
10月の米中古住宅販売保留件数指数(予想前月比1.0%上昇、前回2.3%低下)

【12月1日】
10月の建設支出(予想前月比0.5%増、前回0.6%増)
11月のISM製造業景況指数(予想50.5、前回50.1)

【2日】
11月のADP全国雇用者数(予想19.0万人増、前回18.2万人増)
7〜9月期の米非農業部門労働生産性確報(予想前期比年率2.2%上昇、前回1.6%上昇)
7〜9月期の単位労働コスト確報(予想前期比年率1.0%上昇、前回1.4%上昇)
米地区連銀経済報告

【3日】
11月のチャレンジャー人員削減予定数(前回前年比1.3%減)
最新週の新規失業保険申請件数(予想26.9万件、前回26.0万件)
11月のISM非製造業景況指数(予想58.0、前回59.1)
10月の米製造業受注指数(予想前月比1.2%増、前回1.0%減)

【4日】
11月失業率(予想5.0%、前回5.0%)
11月の非農業部門雇用者数(予想20.0万人増、前回27.1万人)
11月平均時給(予想前月比0.2%増、前回0.4%増)
10月の貿易収支(予想106.0億ドルの赤字、前回408.1億ドルの赤字)

欧州では
【30日】
10月の独小売売上高指数(予想前月比0.3%増、前回横ばい)
10月の英消費者信用残高(予想13億ポンド増、前回13億億ポンド増)

【12月1日】
7〜9月期のスイスGDP(予想前年比0.8%増、前回1.2%増)
11月のスイス製造業PMI(予想50.8、前回50.7)
11月の独失業者数(予想0.5万人減、前回0.5万人減)
11月の独失業率(予想6.4%、前回6.4%)
11月の英製造業PMI(予想53.6、前回55.5)
10月のユーロ圏失業率(予想10.8%、前回10.8%)

【2日】
11月の英建設業PMI(予想58.5、前回58.8)
11月のユーロ圏消費者物価指数速報(予想前年比0.2%上昇、前回0.1%上昇)
10月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比3.2%低下、前回3.1%低下)

【3日】
7〜9月期の失業率(予想10.4%、前回10.3%)
11月の英サービス業PMI(予想55.0、前回54.9)
10月のユーロ圏小売売上高(予想前月比0.2%増、前回0.1%減)
欧州中銀金融政策発表

【4日】
10月の独製造業受注(予想前月比1.2%増、前回1.7%減)
11月のスイス消費者物価指数(予想前年比1.3%低下、前回1.4%低下)

日本では
【30日】
10月の鉱工業生産速報(予想前月比1.8%上昇、前回1.1%上昇)

【12月1日】
7〜9月期の法人企業統計設備投資(予想前年比2.2%上昇、前回5.6%上昇)

その他では
【12月1日】
豪中銀政策金利発表

【2日】
カナダ中銀政策金利発表