欧州中銀が追加緩和、マイナス金利0.4%に拡大

欧州中央銀行(ECB)は10日、定例理事会を開催し、追加金融緩和の実施を決定した。
政策金利の一つで、ECBに預け入れられた市中銀行の余剰資金に対する「中銀預入金利」は現在のマイナス0.30%から、マイナス0.40%へ引き下げられる。
マイナス金利の拡大は、昨年12月以来。
また、量的緩和についても、資産購入の規模を現在の月額600億ユーロから800億ユーロに増額する。
実施は4月から。
主要政策金利も0.05%から0.00%に、上限金利の限界貸出金利も0.30%から0.25%に、それぞれ引き下げられる。
金利は2014年9月以降、過去最低で据え置かれていた。