コンスタンシオECB副総裁、マイナス金利限界 ホームページで見解を表明

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は11日、「全ての政策に限界があるのは当然。マイナス金利が特にそうだ」と述べて、マイナス状態にある金利を今以上に下げるのは困難との考えを示した。
ドラギ総裁は10日の記者会見で「経済状況が大きく変わらない限り、追加利下げの必要はない」と強調した。
コンスタンシオ氏の発言は、ドラギ氏に続いてマイナス金利拡大の打ち止めを宣言したものと受け止められている。
同副総裁は、国債などを買い入れて市中に資金を流し込む量的緩和などECBの政策が効果的ではないとの批判に強く反論した。