ドル円、113円台前半〜央で小動き、米金融政策を注目

16日の外国為替市場では、円が
小甘い動きを続けています。

前日は、日銀が追加緩和を行わなかったことを材料に
円を買い戻す動きが強まり、円は対ドルで112円台後半に
上昇しました。

その後は、現地16日に最終日となる米FOMCを控えて、
ドルを買い戻す動きが出て、113円台前半〜央で
推移しています。

市場では、米国の利上げは6月以降との見方を強めていますが、
とりあえず結果が出るまでは、ドル買いにも、ドル売りにも
傾けにくいとの声が強く、もみ合い推移となっています。

米国の利上げについては、1月以降の経済指標の発表や、
国際金融市場の混乱を受け、3月の利上げはないとの見方に
傾きました。

この流れはまだ継続しているとみられているものの、
実際に金融政策が据え置かれた場合には、ドル売りで
反応する可能性が強いと思います。

その場合、ドルは対円で110円が
メドになると考えています。