米FRB、利上げ見送り、年内2回想定に下方修正

米連邦準備制度理事会FRB)は16日の連邦公開市場委員会
FOMC)で追加利上げを見送り、政策金利を0.25〜0.5%に
据え置いた。

イエレン議長は記者会見で「国際的な経済・金融情勢が
リスクになっている」と説明した。

公表された委員らの見通し(中央値)も、年内の利上げは
2回と、昨年12月時点から半減。

より慎重に金利の正常化を進める姿勢が示された。

イエレン議長は、4月の次回会合でも利上げの可能性は
あると述べたが、市場では6月もしくは9月以降になる
との観測が出ている。

FOMC後に発表された声明は、米経済について、国際的な
逆風下でも「緩やかに拡大している」と、1月の前回声明から
上方修正。

雇用は一段と改善したと評価した。