英中銀、政策金利を据え置き

イングランド銀行(英中央銀行)は17日、全会一致で
政策金利を過去最低の0.5%に据え置くことを決定した。

資産買い入れプログラムの規模も3750億ポンドに
据え置いた。

欧州連合EU)離脱の是非を問う国民投票を6月23日に控え
不透明性が漂っていることや、成長鈍化懸念によってポンドが
打撃を受けたとの認識を示した。

また、政策金利が今後3年で上昇する公算が大きく、
利上げ開始後は緩やかなペースになるとの見方を
改めて示した。

中銀当局者は「EU離脱の是非を問う国民投票に関する
不透明性が高まっているもようで、そうした不透明性が
ポンド安の大きな引き金になっている可能性が高い。
それはさらに短期的に消費者の支出決定をある程度遅らせ、
総需要の伸びを下押しする恐れもある」と述べた。
今回の金利据え置き決定は前月に続き全会一致によるもの。