107円台後半に下落、ドル売り圧力強まる

週明け11日の外国為替市場では、ドルが対円で下落、
107円台後半で推移しています。

朝方は、新年度入りで年金筋と思われるドル買いや、
輸入業者のドル買いが強まり、ドルは対円で
108.30円付近まで上昇しました。

しかし、同水準ではドル売りも厚く、じりじりと
ドル売りが進み、107.60円付近まで鶴が下落しました。

その後は、売り買いが交錯する中で、
107円台後半で一進一退の動きとなっています。

先週は、日本の介入に対する警戒感が強まり、
ドルは109円台に戻す動きが見られましたが、
市場はドル売りを継続、108円台前半で
越週しました。

108円付近から年金や輸入企業のドル買いが
持ち込まれると、ドルは108円台前半で底堅い動きを
見せましたが、その後はドル売りが強まり、
108円台を維持することはできませんでした。

日本は介入に対する言明が強まっていますが、
米国では物価状況によっては金融緩和の可能性が
指摘されるなど、ドル高をけん制する発言が
出ています。

日米の影響力の差異もあって、
週初はドル売りの勢いが強まっている状態です。