IMF、世界経済見通し引き下げ

国際通貨基金IMF)は12日、世界経済見通しを公表し、
2016年の世界経済成長率予想を1月時点の3.4%から3.2%に
引き下げた。

中国の景気減速、長引く原油価格安、先進国の景気低迷が要因。

予想引き下げは過去1年間で4回目となる。

IMFは、スタグネーション(景気停滞)に陥るリスクが
広がっていると警告し、世界経済は成長鈍化により、
通貨の下落や地政学的な対立悪化といった衝撃の影響を
受けやすくなる可能性があると指摘した。

また、2017年の日本の成長率をマイナス0.1%
(1月時点の予想0.3%)に下方修正した。

同年4月予定の消費税増税に伴い内需が縮小し、
主要国で唯一、同年にマイナス成長に陥ると予想した。