3月の米公定歩合議事要旨、連銀総裁2人が25bp引き上げを主張

米連邦準備理事会(FRB)が12日公表した3月開催の
公定歩合会合の議事要旨によると、カンザスシティー地区連銀の
ジョージ総裁とリッチモンド地区連銀のラッカー総裁の2人が
25ベーシスポイント(bp)の引き上げを主張していたことが分かった。

両総裁は「労働市場の継続的な改善やインフレが
加速するとの見方を踏まえると」、25bpの引き上げが
望ましいとした。

公定歩合に関する会合は3月の米連邦公開
市場委員会(FOMC)前に行われた。

3月のFOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利
誘導目標が据え置かれたが、ジョージ総裁は利上げを
主張し反対票を投じている。

ラッカー総裁は今年のFOMC投票権を持っていない。